2024年最初のビーチクリーン活動は、前回に引き続き神奈川県藤沢市にある片瀬西浜海岸での開催となりました。
参加者はスタッフを含め18名。複数回お越しの方や、ビーチクリーン初体験という方も多くいらっしゃり、地道にコツコツと続けてきた喜びを感じます。
今回も森林インストラクターであり環境問題にも詳しいミナミから、海岸に出る前に西浜海岸のゴミの特徴でもある「プラスチックゴミ」についてレクチャーを受けました。
印象的だったのは、事前に海岸から無作為にすくった砂を入れた瓶を使っての実験でした。
カラフルな物はプラスチックと分かるのですが、いざ海岸で見ると木片や貝殻といった自然物に似たゴミも多く、見分けが難しいのが現実。
しかし、瓶に水を入れてかき混ぜると、砂は瓶底に沈み、水の上に浮いてきたものがいくつもありました。「これらがプラスチックゴミ」だそうです。
潮の満ち引きや、風に飛ばされて海に入ったら、魚はエサと間違えて食べてしまうでしょうし、このゴミの量ではプランクトンを摂取するために海水ごと口にする海洋生物も避けようが無いのでは、と想像してしまいました。
誰かが拾わなければずっと残っている小さな「プラスチックゴミ」。
成果としては地味に見えるかもしれませんが、実は大切で欠かせない活動だと学ぶことができました。
そして約30分のビーチクリーン活動。風もなく穏やかな陽気に包まれ、黙々と拾っているとあっという間に時間が過ぎていきます。
今回から、拾ったゴミの重量の計測をスタート!
みんなで拾ったゴミの合計は
・可燃ごみ 2.80キログラム
・不燃ごみ 2.54キログラム
総重量は5.34キログラムになりました!
感想シェアタイムでは
「前もってミナミさんが西浜海岸のゴミの特徴を話していたため、ゴミを見落とさずに拾う事が出来ました」
「ゴミを拾いながら『このゴミはどこから来たのだろう?』と考えていました。実際に目に触れて体験したことでより実感を伴って考えるきっかけをもらいました」
「ゴミを拾うことも大事だけれど、このゴミが出ないように日頃から買う物を選んだり、捨てない活動も大切だと感じた」
「重さを量ることで見える化することが良かった」
「子どもからゴミはどこから来るの?と言う質問を受けて、自分も答えることができたし、自分にとって学びになった」
「1人だと拾える数は少ないけれども、みんなと拾うことでたくさん拾えた」
「プラスチックの少ないものを買うようにしたい」
「海に流れ出る前の川や山のゴミ拾いもしたい」
などなど、非常に多くの感想を頂きました!ありがとうございます。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回は3月。西浜海岸とは場所を変え、ゴミの違い海岸の特徴などを感じてみたいと思います。
早春の海辺でお会いできますことを楽しみにしております!!
ビーチクリーン部 おおさか のぐち